札幌市厚別区で老後破綻リースバックのご相談をさせていただきました。
I 様は相談者のご主人が68歳・奥様は70歳、お2人でマンションにお住まいになられております。
住宅ローンは300万円残っており、毎月5万円、管理費等で3万円を支払っております。
平成10年に住宅金融支援機構にて1,900万円の住宅ローンを組みました。
毎月お2人の年金が17万円程度あり、病院の通院費や光熱費などを支払うと、食費代が2万円残るか
残らないかという状況です。
子供は3人おりますが、北海道にはいないそうです。
これまでも生活費として3人から毎月1万円づつ仕送りがあったようですが、固定資産税なども支払うと
全く足りておらず、これ以上子供達に負担と心配を掛けたくないという意思からリースバックのご相談を
させていただきました。
お部屋は給湯器を平成23年に交換した事があるだけで修繕は特段しておらず、査定は700万円程度と
なりました。
住宅ローンを完済しても手元に約400万円程度残ります。
毎月支払っていける家賃の上限もリースバックの条件に合致し、子供達も納得出来ればスムーズにリースバック
が出来ます。
I 様ご夫婦は、本当はこのまま売却をせずにあと10年は住みたいが、病気もあり維持は出来ない。
住めて2~3年、次に移り住む賃貸は高齢者専用の賃貸になると思いますとお話をしていただきました。
家賃は発生しますが、リースバックにより住宅ローン支払い、固定資産税、管理費等から開放されます。
年齢を重ねるにつれて長年住み慣れた我が家を売却し退去するという想いは、直ぐには決断できません。
しかし、リースバックという選択肢は現時点での不安な思いから開放される可能性があります。
いつかは退去をするという選択になるかもしれませんが、リースバックが成功した場合、I 様は悲しい
退去にはならないと私は思っております。