住宅ローンの金利プラン。どっちのプランを選びたい?
マイホームは人生最大の買い物とも言われる代物。
高額な商品となるだけに、住宅ローンを利用して購入することが一般的ですよね。この住宅ローンには大きくは2つの金利方式に分けられます。
一つが金利の変動で返済額が上下することになる変動金利制、もうひとつは金利の上下とは無関係の固定金利です。
それぞれにメリットやデメリットが考えられますが、世間ではどんな風に考えられているのでしょうか?
そこで、どちらの金利プランを選ぶのかをアンケートで調査してみました。
【質問】
住宅ローンを組むとき、どちらの金利プランを選びますか?
【回答数】
総額が安くみえる変動金利:24
総額固定の固定金利:76
世の中の金利動向に左右されない固定金利が魅力!
アンケートの結果、大半の固定金利制度を選ぶという答えになりました。
・変動金利はリスクが多いから、最初に安くても時の経済情勢により変わるので選ばない。
・固定の方が返済計画が立てやすいものですし、安心感があるためこっちがいいです
・変動は世の中の情勢で変わってきてしまうから少し怖いです。最低金利はずっと最低なままじゃないと思うので。
・アベノミクスがこのまま上手く行く訳が無いのと、借り換えの戦法もあると思うから
このように、固定金利の方が変動金利に比べてリスクが少ないと考えている方が多いようです。アベノミクスの行方によっては金利が大きく上がる可能性もあり、そうなった場合のデメリットを考える方もいることが分かりました。金利が固定されることで将来にわたっての返済計画の見通しが立てやすいと考えている方が多いことが分かりました。
多少はリスクがあっても目の前の安さには変えられない?
一方で、2割の方が変動性の意見を選んでおり詳細は次のようになりました。
・変動して上手く行けばこちらの方が有利だと思いますのでこちらですね。
・現在のデフレの時代、金利が大きく上がることは考えられませんので変動金利を選びます。
・未来はどうなるか分からない、確実に目の前の金利が安い変動金利を選ぶと思う。
・低金利・デフレが続くのであれば変動金利で、できるだけ利子を低く抑えて元金を早め早めに返すことで、利子の総額が抑えられる。
このように、変動金利の最初の設定金利の安さに魅力を感じている方もいます。アンケート回答にあるように、実際デフレが長引いて金利が上昇しないのであれば変動金利はお得です。一方で、インフレ傾向になった場合は金利が上昇し支払利息が上がってしまいますが、変動金利を選んだ方は目の前の金利の安さを重視しているようですね。
安定性と計画性が高い固定金利を選ぶ人が多い
今回のアンケートでは7割以上の人が、安定性があること、返済計画が立てやすいことから固定金利性を選ぶという結果になりました。
変動性では少なからずギャンブル性があり、高額なローンの返済となれば僅かな金利変動でも大きな影響があるため、変動性よりもリスクが少ない方を選ぶのも頷けます。
一方変動金利を選ぶ方は、今後のことは誰にも分からないのだから今現在お得な方を選択したい気持ちが強いようです。
住宅ローンは高額なもので、ほんの少し利率が上がっただけでも最終的な支払い金額が大きく変わります。景気動向を考慮しつつ、将来的なライフスタイルを考えて選択するのが大切なのかもしれませんね。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2014年12月24日~2015年1月7日
■有効回答数:100サンプル