札幌市東区にて老後破綻任意売却のご相談をさせていただきました。
相談者のK 様は75歳、40年前に一戸建てを購入し、奥様とご商売をされておりました。
ご自宅は根抵当権の設定がされており、国民政策金融公庫で500万円程度の借り入れが残っております。
毎月10万円の返済をしておりましたが、客離れにより売り上げは減少。
個人事業主のため、年金もごくわずか。
K 様は糖尿病を患っており、奥様も心臓の手術をされ、働ける体力も気力も無い状況です。
借り入れは3ヶ月滞納、4ヶ月滞納で一括返済を求められております。
返済をする事が出来ない状況のため、当社にご相談をいただきました。
売却後に生活保護を申請される予定です。
自宅に住み続けたかったので子供にも相談したが、誰も力になってもらえなかった。
自分達が亡くなった後に子供に借金で迷惑をかけないようにしないとね。
K 様は寂しそうに私にお話しをしていただきました。
今は先行きが見えない状況だと思いますが、ひとつひとつ解決をし、
奥様との今後の老後の生き方が見えてくるよう、心のケアも大事な案件だと
考えさせられました。