住宅ローン滞納から競売の流れ
住宅ローンを滞納し、そのまま放置しておくと競売の手続き準備が始まります。
住宅ローン返済滞納から競売完了まで
- STEP.01
- ローン滞納の始まり
- 諸事情から、ローンの支払い遅延、滞納が始まります。
- STEP.02
- 催促状・督促状が届きます
- 金融機関や住宅ローンへの返済が滞ると、催促状・督促状が届きます。 ※「来所のお願い」 「督促状」
- STEP.03
- 保証会社・債権回収会社へ移管されます。
- そのまま返済を行わないと、期限の利益を喪失し金融機関から残金 延滞利息の一括返済を求められます。
その後保証会社によりご本人に 代わって代位弁済が実行され、競売の申し立てへと進むのです。 ※「催告書」「代位弁済通知」「債権回収委託通知」
- STEP.04競売申し立て ※「競売開始決定」通知が届きます
- 裁判所から「競売開始決定通知」が届きます。
ここで大切なことは、これが届いた時点で家を手放さなければ ならなくなるまで約3~6カ月程度しか無いということです。
- STEP.05現況調査
- 競売申立債権者以外の一般債権者に対して「当該物件に債権があれば 申し出るよう」と、終期の公告をします。
- STEP.06配当要求終期の公告
- 裁判所より執行官・評価人(不動産鑑定士)が自宅を訪問し 現況、占有権等の調査と写真撮影をされます。
- STEP.07競売資料の作成開始
- 「現況調査報告書」「評価書」「物件明細書」 上記の書類が作成されます。
- STEP.08売却基準価格の決定
- 資料などを参考に、入札基準となる価格決定を行います。
- STEP.09期間入札の通知 ※期間入札決定通知
- 次のステップでは入札期間・開札日、売却基準価格が決定し、 「期間入札決定通知」が届きます。
- STEP.10期間入札の公告開始
- 裁判所の各種情報媒体によって、一般へ「公告」されます。 ※BIT・981.jp・at homeなどに掲載。
- STEP.11入札開始
- 1週間の入札期間を設けた上で、入札が執り行われます。
- STEP.12開札及び買受人決定
- 入札後開札を執り行われ、買受人の決定が行われます。
- STEP.13売却許可決定
- 前述の買受人は購入代金を納付した時点で、 その不動産の所有権を得ます。
- STEP.14引き渡し命令
- 不動産の明け渡しを命ずる「引渡命令」が下り、強制退去となります。 ※退去費用は一切もらうことが出来ません。
- STEP.15物件の引き渡し完了
- 上記手続きを持って、不動産物件の引き渡しが完了します。
まずは金融機関に相談してみてください
思い入れがある「住宅」だからこそ大切にしてほしい。まず「リスケジュール」を検討してください。
大切な「住宅」を守ってほしい。これが当社のお客様への想いです。
ご自分で家を手に入れた方には「住宅への思い入れ」が必ずあります。 だからこそ、当社はまずお客様に対し、何とか住宅を守って欲しいという願いから「住宅ローンのリスケジュール」をはじめにご提案いたします。
リスケジュールとは、住宅ローンの返済に困ったときや返済が困難と予測される状況になった時に、金融機関に相談をして返済条件を変更してもらうことです。
次のように返済条件を変更してもらえる可能性があります。
・一定期間、元金を据え置き利息のみを支払う方法
・返済期間を延長し月々の返済額を減額する方法
・ボーナス返済を止め、毎月の返済に変更する方法
返済が大変な時には、まずはじめに「金融機関」に相談すべきだと私たちは考えます。
なお、住宅金融支援機構のリスケジュールにつきましては月々の返済でお困りになったときはをご参照ください。